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南国リゾート風セーヌ川岸を歩く [フランス・パリ]

 カエルの子はカエル。

 ・・・なのかな?

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 7月下旬。 

 曇り空に気温が低い日が続いて閑古鳥だったパリ・プラージュにも、
 やっとがやってきた頃。 ( 期間限定のセーヌ川岸にできるエリア ↑ 2011年は7月21日~8月21日だった。) 

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 気になっていた雑貨屋さんをチラリと見た後、セーヌ川岸へ向かう。
 出てきたのは、Place du Châtelet シャトレ広場

 これは、Fontaine du Palmier パルミエの噴水。 
 パルミエとはフランス語椰子のことらしい。
 柱の上部、金色の像の下に、椰子の葉っぱの装飾があるそうな・・・。

 柱にはナポレオンが勝利をおさめた重要な戦いの名前が刻まれており、
 柱の一番上に勝利の女神が冠を手にしてる金色のブロンズ像が。

 で、面白いのが・・・

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 ・・・スフィンクス。 柱の周りを囲むように4つ。 どれも口から水を吐いてる。

 スフィンクスといえば思い浮かべるのが、エジプトギザスフィンクス。 
 砂漠の乾いた大地にある巨大石像。 
 なので、たっぷりなとのつながりが、とても妙な感じ。

 ちなみに、このスフィンクスを作ったのは、
 オルセー美術館の前にあるサイの像の作者と同じで、
 Alfred Jacquemart アルフレッド・ジャックマールらしい。
 (そのサイの姿、ちらっと見られるのは、こちら「剣闘士とお風呂」

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 ちょっと離れたところから見ると、こんなふう。
 噴水の記念柱、Tour Saint-Jacques サン・ジャックの塔
 大きな建物が Théâtre de la Ville 市立劇場。 

 この劇場の向かい、写真の左側には、Théâtre du Châtelet シャトレ座が。

 撮ってる私の背後にがあり、すぐセーヌ川。 

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 Pont au Change シャンジュ橋の上から見た川岸には、大勢の人。 
 のぼりの旗に、濃淡ブルーのパラソル。  パリ・プラージュ大盛況。 
 パーム・ツリーまで登場の徹底ぶり。 そう、これがパルミエだ。

 でも、川で泳ぐわけでなく、もっぱら日光浴の場みたいなもの。

 ちなみに私は、もともと泳ぐのが苦手。 両親は泳ぎが上手いけど。  
 足がつかない深いところへは怖くて行けない・・・。

 下りて川岸を歩くことに。 

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 パリ・プラージュには、噴霧器付きの遊歩道もあったりね。 気化熱で涼しくなるのかな。

 といっても、この日の最高気温は24℃ほどだけど。

 カメラがぬれちゃうと困るので、見てるだけ。

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 東へ向かうと、Pont Notre-Dame ノートルダム橋が見えてきた。

 昔は、全部石造りで5つのアーチがあったそう。
 でも、船を通りやすくするために、両端の2つのアーチだけ残して造り変え、今の姿に。

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 昔の石造りの橋桁部分には、の頭。 横顔がリアル。

 鋼部分の装飾も手が込んでて、細やか。 
 渡るための橋だけど、橋を渡ってたら見えない部分。

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 石造りのアーチ部分には、ギリシア神話の神さま、ディオニュソスの顔。
 ちょいと“ふくれっ面”風。

 ディオニュソスは、豊穣葡萄酒酩酊の神さまなんだって。
 像の頭にも美味しそうな実がたくさん。

 この下をくぐり抜けると・・・

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 ・・・のアートが。 お城?

 泳ぎの下手な私は、ビーチといえば、貝殻拾い砂遊びだった。
 でも、こんなに立派なのは作れず、せいぜい、山にトンネルを掘るくらい・・・。

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 そのお城の隣には、ミッキーマウスミニーちゃんがパリ・プラージュをお楽しみ中。
 意外に腕が太くマッチョなミッキー。 腹筋割れてたりして。

 そういえば、泳ぎの上手い母だけど、スキーは私のほうがマシだった・・・。
 最初に滑りを教えてくれたのは母だけど、私は、いつの間にか父と一緒に山の上へ。
 そして、母はスキーを卒業、宿で編み物して待つようになったっけ。

 編み物は私も好きだけど下手の横好きだから、
 指導員の資格を持つ母の足元にも及ばない・・・。

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 バトー・ムッシュ―観光船も大賑わい。 

 珍しく、この夏、気になってたフランス映画がある。
 メトロの駅で広告を見た "Tu seras mon fils" 。 
 クリックするとYouTubeで予告観られます。↑

 seras は、Être の直接法単純未来形の2人称の形。 Être は be動詞みたいなもの。

 推測や断定語調の緩和で、
 おまえは私の息子、とか、おまえは私の息子だろう、なのか、
 2人称への穏やかな命令で、
 おまえは私の息子であれ、とか、おまえは私の息子になれ、なのか、

 ・・・フランス語入門編の私には、映画の題名が微妙。 

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 話の舞台は、ボルドー近郊のサン=テミリオン

  ブドウ園を所有し、ワイン生産者である父ポールと、そのもとで働く息子マルタン
  認めてもらおうと懸命な息子にもかかわらず、
  自信たっぷりで厳格な父ポールには、息子マルタンが後継者として頼りなく映る。
  もっと才能があって、もっとカリスマ性を・・・と父の求めるものは高い。

  ブドウ園のマネージャーで友人のフランソワが病に倒れ、
  その息子フィリップが戻ってくる。 
  このフィリップ、世界あちこちのブドウ畑を見て回ったできるヤツみたいで、
  ポールには自分の息子より理想の後継者に思えて・・・   ・・・みたいなお話のよう。

 後継者として実の息子を認めるのか、友人の息子を選ぶのか。
 どうなっちゃうんだろうなぁ・・・なんて思ってるうちに上映終わっちゃったよう。
 DVD出たら買ってみようかな。 あ、日本でも発売されるかな・・・そっちを待とうかな・・・。

 ノートルダム橋を渡って、シテ島に。

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 シテ島から見たパリ・プラージュ。 建物の間に、サン・ジャックの塔
 左の建物が、市立劇場。 

 頑張ってもできないことがある。
 精一杯の努力が結果に出ないこともある。
 悔しいけれど、それがその時の自分。

 でも、それがあるから、逆に上手く行った時に嬉しく感じられるのかも。

 父と同じ職に進むこともなく、母のように生きることもなく、私はまったく別の小路へ。

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 サン・ジャックの塔の上。  背の高い像が聖ヤコブ(サン・ジャック)。
 あと、聖ルカ、聖ヨハネ、聖マルコを象徴する牛、鷲、ライオンの像・・・だとか。

 皇帝にまでなったナポレオンも悩んだりすることがあったんだろうか。

 先に見たパルミエの噴水の他に、
 エトワール凱旋門、カルーゼル凱旋門、ヴァンドーム広場の記念柱・・・
 パリの街のあちこちに建つ勝利のモニュメント

 勝っても勝っても、内心、次の戦への不安が押し寄せ、
 ナポレオンも自分の成果を目に見える形で感じていたかったのかな。
 それとも、そんなことを微塵も思わず、単なる勝利自慢だったのかしら。

 さらに歩いてシテ島を縦断し・・・

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 もうひとつ橋を渡っていると、ノートルダム大聖堂が見えた。
 Pont Saint-Michel サン・ミシェル橋の上から見た風景。

 パリ市庁舎での展覧会で観たフランス人画家
 Maximilien Luce マクシミリアン・ルースの絵
 "Le quai Saint-Michel et Notre-Dame"
 『サン・ミシェル岸とノートルダム大聖堂』
は、
 写真右側をもう少し大聖堂に近づいたところから描いた模様。

 (その絵のポストカードは、こちら「市庁舎とマレ地区盛り合わせ」

 いろんなことを考えながらの散歩道。

 両親は一度も海外へ出たことがない。 
 で、娘の私は欧州を転々。

 ・・・やっぱり、カエルの子はカエルとは限らないな。
凡人は凡人かもしれないけど(笑)、似てるところもあれば、まったく別なところもね。


nice!(39)  コメント(17) 
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コメント 17

ぴーすけ君

スフィンクスの口から・・・水を飲んでいて
突然笑わせられた人のような「ブ~~!」って吹いちゃったみたいw
by ぴーすけ君 (2011-09-23 20:35) 

TaekoLovesParis

映画"Tu seras mon fils"のYouTube見ました。Extra1,2もね。
ボルドー、サンテミリオンのグランクリュの生産者のおじさんと、気が
弱いけど彼なりの意見を持っている息子の激しい対立。息子じゃない
人を後継者にしようと思ってる?なんてとこで終わちゃったから、私も
続きがみたいなー。ワイン造りのようすもたくさん出てくるみたいね。
Inatimyさん、この映画のこと考えてたから、ご両親のことを思い出し
たのかしら。
スフィンクスの口から水、たしかに奇妙(笑)
by TaekoLovesParis (2011-09-23 21:06) 

にこちゃん

シテ島、ど真ん中にあったアイスクリームのベルティヨン、
まだあるのかなぁ。

by にこちゃん (2011-09-23 22:07) 

ぷーちゃん

カエルかわいい。
サンドアートと言えば、
鳥取砂丘のイベントがすごいみたいですよ。
行った事無いのですが・・・。(^^;)
by ぷーちゃん (2011-09-23 22:39) 

HIROMI

なぜスフィンクス…なぜ口からぶわっと噴水…
わたしには、北海道のホテルにマーライオンの像があったのと同じくらいの違和感が。笑
by HIROMI (2011-09-24 17:19) 

めぎ

私の母は兄弟に「鳶は鷹を生まない」とからかわれながら私に一生懸命教育したようでした。
教育の成果はちょっと方向が逸れて、私は渡り鳥になってしまったような。
それも、渡った先で美味しいもの見つけて飛ぶのが億劫になってそのまま渡りをやめちゃった怠け者の元渡り鳥♪
by めぎ (2011-09-24 18:16) 

母ちゃん

我が家は子供3人とも、母と同じ職業に就いてます。カエルの子はカエル、みたいです♪
ご両親はパリへ遊びにはいらっしゃらないのかしら? 私ならしばらく居座っちゃいそうです(^^)
by 母ちゃん (2011-09-25 06:26) 

夢空

欧州を転々ってすごいなーっ。
ウチも娘は、海外を転々ですけどね^_^;
by 夢空 (2011-09-25 11:42) 

miffy

噴水のスフィンクスの顔、リアルすぎてちょっと怖い(笑)
ギザのスフィンクスはもっと優しい顔だし、ギリシア神話のスフィンクスは女性の顔ですものね〜
ディオニュソスのお顔もちょっとユニークですね〜
神様も見る人で違って見えるように人もそれぞれ違っていていいのではないのかな〜
カエルの子はカエルにはなれなかったし、元々なるつもりもなかったけど・・・
by miffy (2011-09-25 18:07) 

アールグレイ

パルミエの噴水、いろいろな像で、形取られていて
おもしろいですね^^
パリ・ブラージュ、たくさんの人で賑わっていますね。
一定期間だけに楽しみにしていられる方も多いのでしょうね。
仕掛けというか、いろいろ工夫もされて設営されているのですね。
by アールグレイ (2011-09-25 19:53) 

luces

水を噴くスフィンクスはちょっと笑っちゃいますね。
ディオニュソスも口を開けると水が出てきそうです。
by luces (2011-09-26 14:33) 

雉虎堂

私は海の近くで育ったのですが、
小学校の恒例行事に砂の芸術祭というのが
ありました。
生徒たちが何人か組で、砂で立体作品を
つくるのですが、みんな、ミッキーとか
スポーツカーを作っている中、
うちの班はしぶく「奈良の大仏」(^^
をつくりました。
by 雉虎堂 (2011-09-26 23:04) 

てんとうむし

親子って似てるけど、父親と母親を足して2で割ると子どもになるってわけでもなく、その人だけのオリジナルな部分もちゃーんとあるよね。
三分の一づつ位があわさっているのかな。
そう考えてみると、カエルの子は不思議な新生物になっちゃうけど(笑)
by てんとうむし (2011-09-27 08:35) 

カエル

最近、寝る前にInatimyさんのブログ見てねることにしています。
気持ちが穏やかになれるんだ。^^
スフィンクスはそんな状況でも突っ込みをいれてました。吐いてる感じしますね。おかしっ!サイはカッコいいのに。どうしたことかしらね?笑
ぷぅっ!顔のディオニュソスさんもおもしろいね。
「おまえはむすこになった。」って感じじゃないかな?将来を見据えて未来系でも「なった。」的要素が強い気もする。
私はね、最近、カエルの子はカエルだと思う事が多いんだ。具体的な行いというよりは、無意識に取る行動がね。そんな風で苦笑。

by カエル (2011-09-30 08:26) 

Inatimy

→皆さま 
『南国リゾート風セーヌ川岸を歩く』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 返事が遅くなりました。 というのも、ようやく我が家に夏休みがポツポツと。 ちょいと出かけてました。 快晴で29℃くらいまで上がったので、また手が焼けたかも・・・。 なかなか皆さんのところへお伺い出来ず、申し訳ないです。

→ぴーすけ君さま 
スフィンクスも、お腹の皮がよじれるほど笑った、って? ふふ♪ にらめっこだったら、顔面に吹きかけられそうで怖いな・・・。

→TaekoLovesParisさま 
この映画、続き気になりますよね~。 どうなっちゃうんだろ。 出来る友人の息子を養子にまでしたりするのかな・・・。 私は父にNoと言っちゃった人間だから、ちょっとこの映画で思い出したり。 どうがんばっても自分には歩けない道だ、とね。 フランス語学習のためにも、日本語・フランス語のDVDが発売されるの待とうかしら・・・(笑)。

→にこちゃんさま 
アイスクリームのベルティヨン、まだありますよ~。 そして、たいてい並んでます・・・。 で、いくらか値段が書かれてないので(書かれてるのかもしれないけどどこにあるのかよくわからないので)まだ怖くて買ったことないんですよ・・・ふふ、小心者なの。

→ぷーちゃんさま 
いいのか、悪いのか、鳥取砂丘ってだんだん緑が増えてる気がする。 昔は、本当に荒涼とした砂ばかりだったのにな。 サンドアートもいいけど、札幌の雪まつりの氷のアートも興味津々。

→HIROMIさま 
このスフィンクス見た時、一瞬、マーライオン、頭に浮かびましたよ。 スフィンクスがあるなら、どこかにマーライオン風のもあるかもね~。

→めぎさま 
私の実家は、女性は大学行かなくてもいい、女性が朝から新聞読むのもダメ、な家だったので説得大変でしたよ。 祖母なんて「結婚相手は私が決めます。」って私に言ってたし。 大学卒業してから後のほうが自由に学習出来てるかもしれない~。

→母ちゃんさま 
私の親はどうも飛行機が苦手なようで。 それでも国内線で練習したみたいですけどね(笑)。 山が好きだから、もしスイスに引っ越したら来るかも~。 

→夢空さま 
いやいや、私の場合、欧州転々と言えど、自分の意思に関係なく、ついて回るのみですから・・・。 どこに行っても、家でホッとできる空間を用意するのが御役目かな。

→miffyさま 
スフィンクスも場所によって、作り手によって、顔が変わって来るんですね~。 カエルの子として、カエルの道を歩んであげたかったんですが、ちょいと私には力不足でした~。 

→アールグレイさま 
パリから海まで出ようとすると、やっぱり3時間くらいは片道かかっちゃうので、パリ・プラージュの砂浜エリアはビーチ気分を味わうのに人気ですね。 子供が遊べるスペースもあって、なかなか散歩にはいい感じです。

→lucesさま 
昔、動物園の手洗い場所で、ライオンの口から、ゾウの鼻から水が出るのがあったんですが、ふと子供のころ見たそれを思い出しましたよ。 口から水を吐くシリーズ、結構好きです♪

→雉虎堂さま 
砂で作った奈良の大仏・・・小学生の作品ですよね・・・シブ~♪ でも、造りがいありそうだ~。 ご利益もありそう♪

→てんとうむしさま 
親子でも違うよね。 遺伝子に組み込まれてるよなぁ・・・この仕草・・・と思うようなこともあるけれど、向き不向きがまた違っててね。 父・母と足して2で割った分+子供オリジナル+環境・・・かな? 

→カエルさま 
え、寝る前に見てるとは・・・もっと睡眠導入剤的なお話にしなきゃなぁ。 人生の中でパリに住むなんて思ってもみなかったことだから、パリが好き♪で住みに来た視点とずれてるかもしれない私。 予備知識もあまりなく、妙なものが目にとまったり、気になったり。 あとで調べてメモ代わりのブログ(笑)。 カエルの子はカエルだったり、鳶が鷹生んだり、ことわざもいろいろだから、カエルが鳶を生んでも、ま、いいか、って思えてきました~(笑)。 
by Inatimy (2011-10-02 06:35) 

ネム

うちの兄妹は思いっきり、カエルの子はカエルです。
しかも男女でパッキリ方向が別れちゃった…(^^;
やりたいことをやりたいだけやれ、行きたい所へ行け!と、放牧されたのに
結局、同性親と同じ野原の草が好きだった☆という感じです。
でも、だからこそ喧嘩もしちゃいますね。。。
by ネム (2011-10-08 13:49) 

Inatimy

→ネムさま 
放牧、いいですね~。 私の実家は制約が多くて。 大学受験も範囲が決められ(通学片道1時間内)、しかも受験は一つだけ、って。 やりたいこともあったけど、へへ、私の数学能力が足りなかった(笑)。
by Inatimy (2011-10-14 17:25) 

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