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おひとりさま専用席でランチ [フランス・パリ]

 歩幅大きく急ぎ足。

 ひとりで出かけると、サッと用事だけを済ませて家に帰ってしまうたち。

 昔、デジカメを持つまでの私はね。

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 話は前回続き。 1月中旬にマイヨール美術館カナレット展に行った日。

 セーヌ川を渡ってテュイルリー公園マイヨールの作品を見た後のこと。 

 ルーヴル美術館ガラスのピラミッドを遠くから眺めてから、北へ抜ける。
 そして、巨大ビーズ玉のようなメトロの入り口の横を通り・・・
          ↑ 『夜遊びする人の東屋』

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 ・・・あれこれフィギュアが詰まったショーウィンドーをしばし眺める。

 中央に、オランダの画家ヒエロニムス・ボス『聖アントニウスの誘惑』に出てくる、
 手紙をくわえた鳥もあった。 
 頭に青い漏斗で赤いマント、足元はスケート靴の。

 マイヨール美術館では、カナレット展と同時期に、
 こんなフィギュア企画展も開催されていた。
                     ↑ "Le musée imaginaire Pixi d'Alexis Poliakoff"

 店の横をスルリと抜けると・・・

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 ・・・Palais Royal パレ・ロワイヤル縞々円柱の中庭へ。 

 写真を撮るには薄暗かったかな。

 そのまま回廊を歩いて・・・

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 ・・・もう一つ北側の中庭へ。 南からの陽射しで暖かそうな椅子。 

 ちょっと一休みして行こう。 

 そう・・・

 ここで、持参のクッキーシリアルバー、そしてパックのジュースでお昼。
 どうも店に入って食べるのはねぇ・・・そこまでお腹も減ってないし。
 カフェブラッスリーランチ?と期待を抱かせて申し訳ない。

 風はキンキンに冷たいけれど、ここは特等席
 日光浴は心地よい。 太陽の光は偉大だな。

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 まだまだ葉っぱのない並木に、網目のような影。

 アスファルトでも石畳でもない地面を、砂埃を立てないように、そっと歩く。
 ボール遊びの子供たちの邪魔をしないように、端を通ってね。

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 ガラスに写る列柱。 夢見心地な午後。

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 回廊の天井からぶら下がる大きなランプ

 そういえば・・・
 中学か高校生の頃、辻邦夫『廻廊にて』を読んだのをふと思い出した。
 友達が貸してくれた文庫本。 
 その時、私が読んでいたのは、サン=テグジュペリ『夜間飛行』だったように思う。

 どちらも、どんな話か、内容は、すっかり忘れてしまった・・・。
 今まで気付かなかったけれど、どちらもフランス絡みだな。

  その友達とは中学卒業後の文通を経て、今でもメールのやり取りをしてる。
  難しい文学の話ではなく、映画ショッピングの話、むふっ♪と笑えるたわいもないこと。

  ちょっぴり背伸びしたかったあの頃・・・と、遠い思い出。

 パレ・ロワイヤルの北側からは・・・

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 ・・・小さな階段を上がる。 抜け道は・・・

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 ・・・ものすごく短いパッサージュ。 

 Passage des Deux-Pavillons パッサージュ・デ・ドゥー・パヴィヨン

 出てくると・・・

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 ・・・大きなパッサージュGalerie Vivienne ギャルリー・ヴィヴィエンヌの斜め前。

 でも、この日は中を通らず、進路をに。 

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 いつものように、中央に馬に乗った太陽王ルイ14世のいる、
 Place des Victoires ヴィクトワール広場を突き進み・・・

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 ・・・ミシンの並ぶショーウィンドーをチラリ。 このあたりはショッピング街。 

 Rue Étienne Marcel エティエンヌ・マルセル通り
 エティエンヌ・マルセル(1315-1358)は、フランス王国の市民指導者。
 ちなみに、パリ市庁舎の横にセーヌ川に向かって立っている騎馬像が、このお方。

 調理器具&製菓雑貨の専門店に寄ってから、脇道へ。 そこは・・・

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 ・・・教会の入口だけへと続く道。 

 おなじみ、レ・アールにあるÉglise Saint-Eustache サントゥスタッシュ教会。 

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 何度も来てるけれど、ピエタの前でじっくり見るのは初めてのこと。 
 十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの像。

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 手前にある十字架のシルエットが浮かび上がるステンドグラス

 以前も撮ったけどSONYでは初めてかも。 
 温もりのある色になったな。

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 いつものように、光に照らされた椅子を撮り・・・あ、ここにも十字架、と影に気付く。 

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 外に出る前にChapelle de la Vierge 聖母マリアの礼拝堂にもご挨拶してからね。 

 後ろの壁画の天使も美しい。

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 教会の前は、相変わらず工事中。 フェンス越しに眺める教会の外観。 

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 2013年の12月まで工事は続くそう。 工事開始から、やっと1年たったんだな・・・。
 新しい庭園は2014年にならないとダメなのね。 

 ・・・と、メトロに乗って(ベルシー公園&ガーデニングセンターに寄ってから) 帰路へ。 
 まだまだ帰るの早い?

 

この日は5時間のお出かけで、170枚ほど撮影。

本当はふたりで行くはずだったカナレット展
Kamoさんは多忙で都合がつかず。
私ひとり野放し状態なのでした。

 

ちょっと火曜日更新おやすみします。 金曜日はたぶん大丈夫。


nice!(45)  コメント(16) 
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コメント 16

noriko

パレロワイヤルの北側の中庭!!
私もおひとり様で一休みしてた場所だ♪
そのタンタンのショーウィンドウも写真に撮ったような気がします。
サントゥスタッシュ教会の工事はまだ続いているのね。
そういえば、アムステルダム国立博物館の工事はどうなたんだろう。。。
by noriko (2013-02-15 23:58) 

めぎ

あ、このミシン屋さん、私も撮ったところ♪
いっぱい昔のミシンがあって、魅力的なお店ですよね~
by めぎ (2013-02-16 04:50) 

ナツパパ

素晴らしい散歩です。
良いなあ、一度はこうして歩いてみたい。
調理道具&製菓雑貨のお店、覗いてみたいです。
ケーキ型を集めてるんですよ、わたしとカミさんで。
by ナツパパ (2013-02-16 10:33) 

カエル

公園の椅子。
ポツンとあるのね。
誰か座ってないと、とても寂しそうだわ。
読書してても絵になるね。
by カエル (2013-02-17 08:48) 

ami

調理器具、製菓雑貨の専門店、興味ありありです。
パリのお店でも一日いられそうだわ。

私も用事を済ませたら直帰タイプですが
パリなら町並みが素敵ですから寄り道してしまいそうです。
by ami (2013-02-17 14:00) 

HIROMI

公園に、イスが1個1個…
お友達と並ぶには、どこからか持ってくるのかな?
道路の真ん中にぽつんとひとつ、というのはなぜかなあ…
by HIROMI (2013-02-17 15:57) 

母ちゃん

素敵なミシンですね~。お裁縫の苦手な私はミシンをもってないのですが、電動だとあの早さが苦手で。

その点足踏みだと自分のスピードで縫えるから好きなんですよ♪




by 母ちゃん (2013-02-18 06:18) 

luces

回廊も教会も抜け道も建物が美しいです。
フィギュアも魅力的ですね。
by luces (2013-02-18 17:03) 

アールグレイ

inatimyさんのデジカメのおかげで、私もパリの街を一緒に
散策させてもらってるかのような気持ちで、記事を見させてもらています。
マリア様の像や絵は、心惹かれます。
優しさ、慈悲深さが全体から感じられて、ジーンときます。
by アールグレイ (2013-02-18 20:05) 

miffy

パレ・ロワイヤルのお庭好きです♪
春だったけど風が冷たい日にそこでカスクート食べました。
教会の中の光に照らされた椅子に座ってボーッとしたいな~
by miffy (2013-02-18 21:08) 

stellaria

ご無沙汰していてすみません。このところ皆さんのブログへの訪問を少し控えめにしていたので…。写真の一つ一つから小さな物語が見えてきそうな、素敵な街角の風景ですね。私もミシンのショーウィンドウがいいなあ。無機質な電動ミシンとは違う、味わいのあるクラシックなミシン。しばらく立ち止まって眺めていたいです。
by stellaria (2013-02-18 21:26) 

moz

辻邦生大好きで、ほとんど読んでいますよ。
回廊にてももちろん。一番すきなのは、背教者ユリアヌスです。この前も読み返してみましたが、高校生の頃とはまた違って面白かった。 ^^
パレ・ロワイヤルの縞々円柱、素敵ですね。日陰だけど、面白いお写真です。
ぼくも、早足の方でどんどん歩きますけれど、カメラ持っているときはどういう訳がのんびりになります。カメラのおかげで、色々と気が付くようになりました。 ^^
by moz (2013-02-19 08:41) 

baby_pink

影がとってもすてきですね♪
公園の椅子も置いてあるだけで
絵になってるし..街中が美術館みたいですね^^
こういった¨すてき¨に囲まれていると
私まで、素適♪になれそうな気がしませんか^^/
by baby_pink (2013-02-20 07:05) 

テリー

昔のミシンって、まだ、買う人がいるのでしょうか?
懐かしい気持ちはわかりますがーー。
古いカメラ屋は、日本でもありますが、古いミシン屋さんは、見たことがないです。
by テリー (2013-02-20 18:19) 

kawazukiyoshi

パリで用事だけで家に帰るのは
もったいないなー。
ふふふ
カメラは好い友ですね。
今日もスマイル
by kawazukiyoshi (2013-02-21 15:28) 

Inatimy

→皆さま 
『おひとりさま専用席でランチ』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 またまた極寒の週末。 晴れた空に、近所だから、ま、いいか、と薄着で買い物に出たら泣きそうに寒かった・・・。 春は近そうでまだ遠い。

→norikoさま 
サントゥスタッシュ教会の工事ではなく、教会前に広がる庭園の工事で、かなり大規模。 地下にあるショッピング街、天井大丈夫かな・・・と心配。 

→めぎさま 
ふふ、ミシン売ってる店じゃないけどカッコいいですよね。 昔のミシン、私には馴染みがあったり(笑)。 母が使ってたのはかなり古いものだったので。 足踏みでゆっくりと進むのは私にピッタリ。

→ナツパパさま 
調理道具&製菓雑貨のお店、ケーキ型が山ほど、選び放題♪ 時間を忘れてしまうほど。この辺りは昔、中央卸売市場があったエリアなので、こういった専門店が多いようです。 お店をハシゴ、お勧めですよ♪ 

→カエルさま 
あちこちにポツポツと椅子が散らばってるので、好きな場所に持って行ってゆったりできるのが嬉しい♪ 二つ並べて脚を載せてリラックスしてる人も♪ 夏は噴水のまわりにズラリ。

→amiさま 
調理器具、製菓雑貨の専門店、このエリアは昔、卸売市場があったので多いようです。 一日楽しめますよ♪ ケーキ型、チョコ型、他にもプロが使うようないろんな器具が。 見てるだけでも楽しめます。 お店の人も親切で。 

→HIROMIさま 
公園内にはいくつもあちこちに椅子があって、好きな場所に自分で持って行って座れます♪ こちらはベンチより、こういったタイプの公園が多いみたい。 園内の並木の真ん中に座るのも、王様気分♪ 

→母ちゃんさま 
私も子供の頃に足踏みミシンで練習したので好きです♪ 電動ミシンは持ってますが、いつも一番遅い設定に(笑)。 ダダダダ・・・とは行かず、カッチャン、カッチャン・・・と焦らずゆったり~。 

→lucesさま 
歩いてると美味しそうなパン屋さんやケーキ屋さんも♪ でも見るだけ(笑)。 

→アールグレイさま 
共に散策気分を堪能してくださってとてもうれしいです。 私もマリアさまの絵や像が好きで、青衣をまとったマリアさまは特に魅了されます。 ルーヴル美術館で見たスペインの画家ムリーリョのマリアさまの絵はとても素敵でした♪ 

→miffyさま 
パレ・ロワイヤル、回廊を歩いたり、中庭の花を見たり、噴水のそばでボーっとしたりと、街の真ん中にあるの静かな雰囲気が味わえるのでいいですよね。 光に照らされた椅子、私、畏れ多くて見るだけ・・・。

→stellariaさま 
こちらこそご無沙汰してしまってて。 なかなかコメントも出来ずスミマセン。 ミシンの並ぶショーウィンドー、素敵ですよね。 でも、ミシン屋さんじゃなく、若者向けの洋服屋さんなんですよ♪ 面白いですよね。

→mozさま 
スゴイ、辻邦生に反応してくださって嬉しいです。 背伸びな年頃に読んだ私はホント中身覚えてなくて(笑)。 背教者ユリアヌスも回廊を貸してくれた友人が好きだった作品です。 今読んだら、どんな感じだろうなぁ・・・すぐ眠くなっちゃったらどうしよう。 中身は成長してないかもしれない・・・へへ。 カメラ持ってると、妙なものまで気になって道端でしゃがんで撮ってたり。 通りすがりの人が訝しく思ってるはず・・・。

→baby_pinkさま 
いいものに囲まれると、気分も上々ですよね~。 感化されやすい私は、しばらく効果続きます♪ だから散歩はやめられなくて。 あ、リビングでも好きなものに囲まれてます(笑)。 

→テリーさま 
ショーウィンドーに古いミシンが並んでますが、ミシン屋さんじゃなく、若者向けのオシャレな服屋さんなんですよ~。 ディスプレイに目をとめて、お店に吸い込まれそうになりますね。 古いミシン、レトロ感が何ともいえず、アンティークのお店にもよくありますよ♪ きっと買う人がいるはず~。 

→kawazukiyoshiさま 
パリはパリなんですが、住んでしまうと贅沢にもそれは日常の一部になってしまって。 地元の観光地に足が向かないのと同じ感じで、ついつい、いつでも行けるからいいや、って用事済ませて帰っちゃう時も(笑)。
by Inatimy (2013-02-22 07:59) 

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